はい、治療した方がいいです。胃カメラを受けて怪しい部分があると言われて生検(組織を摘まんで病理診断する)し、腺腫と言われてそのまま経過観察されていた例を多く見てきました。腺腫は前癌病変(癌になる前の状態)です。大腸のポリープ(腺腫:Group3を示すことが多いです。実際には癌も含めて膨らんだ、でき物のことを言います。)は治療した方がいいと言われています(詳細)。胃の腺腫に関してはガイドライン(治療の指標)がありません(2019年7月現在)が、実際に診療していると、胃の腺腫と言われていたものを切除すると、ほぼ100%に近い確率で癌と病理医(顕微鏡で組織をみていただける医師)が診断します。私が治療する際はNBI拡大観察を100%行い(病変がどこまであるか範囲診断をするためにNBI拡大観察は必須と思っています)、治療するのですが、腺腫と言われた病変の中に癌化した部分を認識することが多いです。同じ病変内でも腺腫の部分と癌の部分が混在することがあり、腺腫の部分を生検すると癌と診断されずにGroup3と言われるのです。以上が腺腫を治療した方がいいという理由です。

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