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<開業して3年が経ちました>

2020年(令和2年)1月14日に開業して、おかげさまで3年が経ちました。

引き続き、スタッフを含め、

多くの方々、周囲の医療機関、連携医療機関等に助けていただいております。

誠にありがとうございます。

この場をお借りして感謝申し上げます。

恒例にしていますので、

特に記憶に残っている患者さんの症例を振り返りたいと思います。

①胃のバリウム検査で異常を指摘されたため、当院を受診された患者さんです。

胃カメラを施行した際に、

別の部位にバリウムでも判定できそうな大きめの早期胃がんを認めました(バリウムでの見逃しです)。

幸い、当院で日帰り内視鏡手術を施行し、治癒切除が得られました。

→胃のバリウム検査は他のページにも書きましたが、

診断の精度の問題、被曝の問題、便秘の問題もあり、個人的には推奨していません。

バリウムが腸の憩室に溜まって腹痛を起こした患者さんもいらっしゃいました。

②貧血があり、他院で胃カメラ、大腸カメラを施行して問題ないと言われている患者さんです。

貧血が持続するため、鉄剤をずっと服用していましたが、

喉の違和感があったため、当院を受診されました。

胃カメラを施行したところ、進行胃がんが見つかり、外科手術のできる病院に紹介させていただきました。

→原因がわからない貧血は放置せず、

再検査、セカンドオピニオンを受けましょう。

③数か月前に他院で大腸カメラを受けて大腸ポリープの診断を受けた患者さんです

下血(正しくは血便)がたまにあるため、当院を受診されました。

再度大腸カメラを施行したところ、進行大腸癌を認めたため、

外科手術のできる病院に紹介させていただきました。

→おかしいなと思ったら、再度医療機関を受診しましょう。

④早期胃癌の治療後、定期的に当院で検査を受けていただいている患者さんです。

再度早期の状態で胃癌が見つかり、当院で日帰り内視鏡治療を施行しました。

→「何か見つかるので怖いから検査を受けたくない」とおっしゃる患者さんがいらっしゃいますが、この患者さんのように、

「定期的に受診しているので、癌が見つかっても治療できるので心配ない」という気持ちで検査を受けていただくのが良いと思います。

そのためには、最初に思い切って検査を受けていただく必要がありますが。

⑤発熱のため、発熱外来に指定されている医療機関を受診した患者さんです。

新型コロナのPCR検査を受けて陰性だったが、診察もしてもらえなかったので、当院を受診したとのことでした。

→このような患者さんは結構いらっしゃいました。

当院は発熱外来の指定医療機関ではなく、PCR検査はできませんが、

発熱の患者さんも診察しております。

新型コロナだけが発熱する病気ではありません。

検査だけ受けるのであれば、きちんとした検査キットを使用すれば

医療機関に行く必要はないと思います。

引き続き、当院でできることを行っていきたいと思います。

何かございましたら、ご遠慮なく受診、相談して下さい。

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