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<日帰り治療できない条件について>

全ての症例に対して日帰り治療ができるわけではありません。病変のサイズ等を考慮します。早期胃癌でも巨大病変は、治療がうまくいっても、後から出血するリスクが高いですので、行わない予定です。私個人の治療成績でいくと、胃のESD後出血率(合併症率:偶発症率)は1.79%(7例/391件中)です。治療成績については内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ等)のページの一番下を見て下さい。全国平均、学会報告、有名病院の合併症率と比較してみて下さい。非常に低い合併症率ですが、患者さんの安全を考慮すると行わない方針としました。他施設に入院して治療するよりも確率からみると安全ですが、考えた上でのことですので、ご了承下さい。私のこの治療成績は、患者さんが入院して指示通りに安静にしていただいていたこと、看護師さん達がしっかりと注意喚起、看護していただいた結果でもありますので。医療には合併症はつきものです。100%安全なことなどありません。薬一つにしても合併症が起こります。よく相談して、患者さんにとって一番良い選択をしていきたいと思います。
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