胃酸を抑える薬を飲んだり、胃の動きをよくする薬を飲んだりしましょう。口から肛門までは一本の管でつながっているため、腸の病気もないか調べましょう。胃の中の酸が口腔内に上がってくることで、苦みを感じたり、夜中に咳が出たりします。胸やけを訴える方が多いです。胃カメラで食道が荒れている（炎症を起こしている）ことが確認できれば、「逆流性食道炎」と診断されます。胃酸が上がったり胃もたれをしていても、食道が荒れていない時は、「非びらん性胃食道逆流症」や「機能性ディスペプシア」と診断されたりします。食道と胃のつなぎ目がゆるくなったり、変形したりしている食道裂孔ヘルニアの方は胃酸が上がってきやすい（逆流）です。逆流を防ぐには、夕食後、４～５時間は横にならない方がいいと言われていますが、実生活においてなかなか難しいですよね。